緊急!新型コロナウイルス感染に伴う主日礼拝・集会の措置

日本キリスト教会浦和教会の皆さま

新型コロナウイルス感染の広がりに伴う主日礼拝・集会の措置

浦和教会小会 牧師 三輪 地塩        2020年2月22日
この1ヶ月、新型コロナウイルスによる感染症が発生し、国内でも感染拡大の報道が連日のように報じられています。高齢者はもとより、10歳以下の児童に至るまで、その感染力は拡大している現状です。

新聞・テレビ等のメディアの情報を注意深く聞き、専門家の意見を伺いながら状況を判断したいと思います。浦和教会は、多くの方々が集まる場所であることを鑑みて、以下のとおり必要な措置を取りたいと思います。

下記1~9の事項をお読みくださり、ご自身の健康状態を確認し、礼拝出席に反映してください。ご自分の健康のためはもちろんですが、他者の健康に思いを馳せていただき、賢明な行動をとってくださることを期待いたします。

1:一般的衛生対策として咳エチケットに配慮し、教会内に入った際は手洗いを心がけましょう。(手指消毒用のアルコールが用意出来なければ石鹸で丁寧に手を洗う)。

2:教会の中でのマスク着用義務はありませんが、必要と感じる方はご持参下さい。

3:咳や発熱などの風邪症状がある方は、当面のあいだ礼拝出席をお控え下さい。

4:隣の人とは、出来るだけ距離を取ってお座り下さい(1.5m以上)。1階のスクリーン礼拝も行ないますので、1階と2階に分かれれば1.5m以上の距離は空けられます。

5:3月~4月は、第一週目の聖餐式を控えます。感染拡大の状況によっては、イースター礼拝、ペンテコステ礼拝の聖餐式も控えることにします。

6:礼拝後のコイノニアと、3月8日の愛餐会(カレーライス)も見送ります。

7:礼拝前後の集会(入門の会、朝カフェ、洗礼準備会(『信仰の生活』読書会)、壮年会、テモテ会の担当者は、しばらく開催を見送りにしてください。日曜学校教師会は大きな部屋で距離を空けて、30分以内。定期小会も同様に1時間以内で行ないます。

8:発熱や体調不良のために礼拝をお休みされる方は、浦和教会ブログに説教音声がアップされますのでお用いください。

9:木曜祈祷会も残念ではありますが、午前午後ともにしばらく中止といたします。

なお、今後の推移を見守りますが、行政から集会などの自粛要請があった場合は、それに従い、対応を定めてまいります。教会内での交わりは少なくなりますが、信仰の灯が消えないように過ごし、事態の収束を祈りましょう。

栄光在主

2020.3.29 の礼拝案内

週 報 75巻13号 2020.3.29
イエスはお答えになった。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。 わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」

(ルカによる福音書5章31節-32節)

主 日 礼 拝  午前 10:30
ー>映像配信によりご視聴ください!
<レントⅤ>

<神の招き>
招 詞  ヨシュア記1章5節

*讃 詠    545A

*罪の告白と赦し 交読詩編18編1節~7節

*讃美歌   88〔1節のみ〕

<神の言葉>
聖 書  詩編110編1節~7節(旧約P.952)

ルカによる福音書5章27節~32節 (新約P.111)

祈 り

*讃美歌   Ⅱ185〔1節のみ〕

説  教   「罪人を招く」     三 輪 地 塩

<神への応答>
*讃美歌   139〔1節のみ〕

*使徒信条

公 告

*献金感謝

*主の祈り (座席前そなえつけ)

*頌 栄   543

*派遣と祝福

*後 奏

 

2020.3.29 週報掲載のお知らせ

次 週 礼 拝

<レントⅥ>

説教 「新しいぶどう酒は、新しい革袋に」  三 輪 地 塩

イザヤ書58章3節~8節

ルカによる福音書5章33節~39節

讃美歌 545B、90、136、Ⅱ177、544   岩 本 道 子

◇1階でも同時にスクリーン礼拝を行なっています。

未経験の方はぜひお試しください。新型コロナウイルス

感染対応のために、間隔を充分とってお座りください。

 
イースター・墓前礼拝
4月12日(日) イースター礼拝(聖餐式は行いません)

墓前礼拝は14:00~15:00青葉園にて行います。

*ご無理のないように各自ご判断ください。

 
◇今後、主日礼拝について緊急の連絡があるかもしれませんので、日曜日の朝に、必ず浦和教会HPをご確認ください。

 
神学校入学式お知らせ】*出席は神学校関係者のみ
4月13日(月) 13:00~ 神学校

入学生(全科聴講生):熱田 洋子(佐呂間教会)

2020.3.29~2020.4.4 今週の集会

      集 会

〇日曜学校               4月末まで休校

〇「教会員の生活」による学びの会      休  会

〇朝カフェ                 休  会

〇入門の会                 休  会

〇クワイア練習               中  止

〇コイノニア                中  止

〇臨時小会                 礼 拝 後

今 週 の 集 会

◎祈祷題「新社会人・新入学生のため」

「神学校入学生(入学式)のため」

〇聖書の学びと祈りの会は、新型コロナウィルス対応のため

午前・午後とも4月まで休会とします。

【牧師予定】

〇第69回定期中会の後処理

2020.3.29 週報掲載の説教

<2019年6月23日説教から>

試練によって本物と証明される
ペトロの手紙一11節~12
              牧師 三輪地塩

「ポントス、ガラテヤ、カパドキヤ、アジア、ビティニアの各地に離散して仮住まいをしている選ばれた人たちへ」と書かれている。著者は小アジアに住むことを「仮住まい」と語る。口語訳聖書では「寄留する人たち」と訳されているのこの言葉は、キリスト教信仰の一面を表している。我々はこの世の寄留者、つまり「国籍は天にある」者たちなのだ、と。外国に住むのは非常に不便が多いものである。文化の違い、ものの考え方、生活習慣に至るまで、多くの違いが生じるため戸惑うことが多い。この手紙の読者たちは、異教の地で寄留生活をし「孤立」「孤独」を味わっていたのだろう。ペトロと呼ばれる著者、手紙の送り人は、彼らを励ますためにこの手紙を書いた。

寄留しているからといって適当に生活してみたり、雑に生きたりして良いはずがない。むしろ「本国」「故郷」の名に恥じぬよう、堂々とした寄留者であるべきであろう。すなわち、この世の寄留者であるキリスト者こそ、天の名に恥じぬよう、神の国の証言者として責任を持ってこの世を生きる必要がある。

6節には「それゆえ、あなたがたは、心から喜んでいるのです。今しばらくの間は、いろいろな試練に悩まねばならないかもしれませんが~~」とある。小アジアという地方にとって「キリスト教徒」は、異教徒であり蔑まれる立場にあった。彼らは寄留者ゆえに蔑まれ、苦しんでいたのだ。だが著者は、「あなたがたは心から喜んでいる」と強調する。何故、悩まねばならないことがあるのに、「喜んでいる」と言うのか?しかも命令形ではなく断定形が使われるのは興味深い。それは、彼らが命令されたから喜びましょうという消極的な喜びではなく、彼らにとって「喜び」は既に与えられた「事実」「状態」であるという積極的なものだからだ。彼らにとっての苦しみ、迫害は、「今しばらくの間」と限定されている。苦しみの中にあっても、神の御手の内側にいることを信じなさいと奨められている。

『西遊記』のラストは面白い。「困難を極めた大旅行の末に、孫悟空・三蔵法師一行が気づいたのは、これまでの道のりが全てお釈迦様の手のひらの上であった」というオチがつく。第一ペトロの著者も言う。苦しみの中にある小アジアのキリスト者たちは、キリストの愛から疎外されているのではない。キリストの愛の内側で苦しんでいるのである、と。