2021.12.12 主日礼拝の案内

2021.12.12 主日礼拝の案内
週 報 76 巻 50 号  2021.12.12
ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。(ルカによる福音書2章6節~7節)

主 日 礼 拝   午前 10:30
 
< アドベントⅢ >
奏楽 三 輪 志 都

 
<神の招き>
 
招 詞 ローマの信徒への手紙 12章1節
キリストにおける新しい生活
1こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。
 
*讃 詠   546

 
*聖 書  ルカによる福音書2章8節~20節(新約.103)
羊飼いと天使
8その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
9すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 
10天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。 
11今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。 
12あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」 
13すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
14「いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。」
15天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。 
16そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。 
17その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。 
18聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。 
19しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 
20羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
21八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
 
日曜学校説教 「天使、羊飼いに現れる」 加 藤 純 子
 
*讃美歌  115

 
<神の言葉>
 
聖 書
 
 
イザヤ書7章14節     (旧約P. 1071)
14それゆえ、わたしの主が御自ら
あなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み
その名をインマヌエルと呼ぶ。
 
 
ルカによる福音書2章1節~7節(新約P.102)
イエスの誕生
1そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。 
2これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。 
3人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。 
4ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。 
5身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。 
6ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、 
7初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
 
祈 り           安 井 国 雄

 
*讃美歌 114

 
 説  教 「イエスの誕生」   三 輪 地 塩
 
<神への応答>
 
*讃美歌  111

*献金感謝

*主の祈り

*頌 栄   540

*後 奏

「*」の箇所は起立して行いますが、立つのが困難な方は

お座りのままでどうぞ。

 
礼拝当番(今週)増田裕子 (次週)野田昭子

献金当番(今週)安井英子

(次週)森﨑千恵 伊木美穂子

ライブ配信当番(今週)小出 勝 (次週)新畑 信

2021.12.12~12.18の集会案内

2021.12.12~12.18の集会案内
      集 会
〇「教会員の生活」による学びの会(1F会議室) 9:30

〇朝カフェ                  休 会

〇入門の会                  休 会

〇クワイア練習                 中 止

〇コイノニア                中 止

〇1階会堂の消毒(有志)         礼 拝 後

〇第9回臨時小会            13:30

今 週 の 集 会
◎祈祷題「クリスマス合同礼拝のため」

〇聖書の学びと祈りの会  12月16日(木)10:00

ネヘミヤ記9章(担当 三輪地塩) 司会 鈴 木 惠 子

※ラインで行います。

次 週 礼 拝
<アドベントⅣ・クリスマス合同礼拝・聖餐式>
説教 「占星術の学者たち」       三 輪 地 塩

イザヤ書9章5節~9節

マタイによる福音書2章1節~12節

讃美歌

545A、107、112、103、204、541

板 垣 玲 子

2021.12.12 週報 教会からのお知らせ

2021.12.12 週報 教会からのお知らせ
◇本日から月2回程度「教会員の生活」による学びの会

再開いたします。転入会された方、入会をご希望の方など

どうぞご参加ください。会議室は事務室向かいです。

訃報
小川寅三さんが12月5日(日) 召天されました。(95歳)

葬儀式は9日(木) 13時~14時三輪地塩牧師司式により

浦和教会で、火葬は15時から浦和斎場で行われました。

【大中会負担金について】
今年度の大会への献金は約xxx万円、中会への献金は

約xx万円、合計xxx万円です。

これらの大中会への献金のため、会員一人当たりx円を全員に負担していただくことになっています。

まだ、負担金を献金されていない方は、12月中にお捧げください。

◇会堂改修について
*冷暖房エアコン交換、ロビーの床、階段と階段の電飾は来年の工事となりますが、発注済みの工事は総額で約xxxx万円。

*その他オルガンの調整・補修、牧師館の改修、ブロック塀の補修、防災・排煙設備、十字架タワーのスポット撤去等予定

2021.12.12 の週報掲載の説教

2021.12.12 の週報掲載の説教
<2020年7月5日の説教から>

ルカによる福音書7章11節~17節

『神はその民を心にかけてくださった』
                  牧師 三輪地塩

早くして夫を亡くし、一人息子と肩を寄せ合いながらの母子家庭のこの女性。彼女にとって息子は生きる意味であり拠り所であったに違いない。この息子が母を残して先だってしまった。「死」は全ての人に平等に与えられるが、物事には順序がある。息子に先立たれるという不条理さと絶望感は、耐えがたい苦しみとなる。

この女性のために、多くの人が付き添った。温かい心遣いであろう。だが、他者の優しさや同情心は、決定的な「救い」にはなりえない。悲しみの全てを根本的に取り去ることが出来ないからである。そこに人間の限界がある。

「主は、この母親を見て、憐れに思い『もう泣かなくともよい』と言われた」(13節)とある。悲しむ人に「泣かないで」と優しく言葉を掛けることは誰にでも出来る。だが、誰も自分の慰めの言葉に責任は持てない。これに対してイエスの「もう泣かなくともよい」には、我々の無責任な言葉とは決定的な違いがある。「泣く理由を取り去ることが出来る」からだ。

「憐れに思い」という13節の言葉は、ギリシャ語では「スプランクニゾマイ」、「はらわたが揺り動かされる」という強い意味を持つ、ルカ福音書中3箇所しか使われていない特殊な語である。「善きサマリア人の譬え」で「瀕死のユダヤ人を見て『憐れに思い』助けた」という箇所、「放蕩息子の譬え」の中で、「改心して帰ってきた息子を見つけ、父親は『憐れに思い』近寄って抱擁した」という箇所と当該箇所だけである。つまりここでイエスが憐れまれたのは、善きサマリア人の「無償の憐れみ」と、放蕩息子を快く迎え入れた父親の「わだかまりのない憐れみ」をもって、どん底に落ちている母親の心を捕え、悲しみに触れて接していることが分かる。聖書が示すのは息子の生き返りよりもむしろ、如何にしてイエスは我々の心に触れられるかに焦点が当てられる。つまり、死んだのは息子であったが、「本当に魂が死んでいたのは」むしろ母親の方だったということにある。イエスは最も悲しむ者の魂に触れ、全身全霊を注がれてこの母親を慰めるのである。