2023.4.9 の週報掲載の説教
<2023年2月26日の説教から>
『キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則』
ローマの信徒への手紙8章1節~11節(1~4節)
牧 師 鈴木美津子
「それは、肉ではなく霊に従って歩むわたしたちの内に、律法の要求が満たされるためでした。(4)」
律法の目的は、「わたしは聖なる者であるから、あなたたちも聖なる者となりなさい」である。言い換えると、「律法の要求を満たし、神と共に歩むこと」である。しかし、私たちは罪によって、この神との関係を破壊してしまい、律法の要求を満たすことはできなくなった。それでも、律法が破棄されることはなく、むしろ、神は、まるで私たちが律法の要求を満たしたかのように救いの御業を行ってくださった。「わたしたちの内に、律法の要求が満たされるため」、とはそういうことである。律法は、神と私たちとの関係の絆であった。それは契約とも言う。だから聖書は、律法を古い契約とも言い換える。つまり、もし律法が破棄されたら、私たちと神との関係はそこで終了する。なぜなら、神からの一方的な恩恵によって契約を与えられた側である私たちが律法を破棄したからである。神は、ご自身がせっかく与えた律法を踏みにじった上に、その聖い掟を無視し、罪と死の法則という違う掟に従う人間を見捨てて、律法を破棄されることが当然であった。しかし、そうはなさらなかった。なぜなのか。それは、それほどまでに、私たちを愛してくださっているからである。なぜ、そこまで愛してくださるのかは、私たちにはわからない。しかし、この神の愛が、律法という古い契約を新しい契約に変えてまでも私たちの救いを実現してくださったのである。神が一方的に与えてくださった契約を、一方的に破り捨てた私たち。その私たちに神は、御子イエス・キリストという新しい契約を与えられた。それも古い契約の内容を変えることなく、その契約の要求をすべてイエス・キリストに委ねられたのである。私たちは無力で、救われるために有効となることなど何一つできない者である。しかし、この契約の全てを十字架によって、イエス・キリストが実行してくださったので、イエス・キリストに結ばれているゆえに、私たちも契約によって命を得ることが赦されるのである。
この新しい契約は、この十字架の法則によってのみ成立する。
2023.4.2 主日礼拝の録画映像
2023.4.2 主日礼拝の録画映像
主 日 礼 拝 2023.4.2 午前 10:30
スマホおよびPADでも視聴できます!

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週 報78巻14号 2023.4.2
では、これらのことについて何と言ったらよいだろうか。
もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。
(ローマの信徒への手紙8章31節)
主 日 礼 拝 午前 10:30
< 受 難 週・聖 餐 式>
奏楽 岩 本 道 子
<神の招き>
招 詞 マラキ書3章1節
*讃 詠 545 A
*罪の告白と赦し 交読詩編143編7節~12節
7 主よ、早く答えてください
わたしの霊は絶え入りそうです。
御顔をわたしに隠さないでください。
わたしはさながら墓穴に下る者です。
8 朝にはどうか、聞かせてください
あなたの慈しみについて。
あなたにわたしは依り頼みます。
行くべき道を教えてください
あなたに、わたしの魂は憧れているのです。
9 主よ、敵からわたしを助け出してください。
御もとにわたしは隠れます。
10 御旨を行うすべを教えてください。
あなたはわたしの神。
恵み深いあなたの霊によって
安らかな地に導いてください。
11 主よ、御名のゆえに、わたしに命を得させ
恵みの御業によって
わたしの魂を災いから引き出してください。
12 あなたの慈しみのゆえに、敵を絶やしてください。
わたしの魂を苦しめる者を
ことごとく滅ぼしてください。
わたしはあなたの僕なのですから。
*讃美歌 11(1-2)
<神の言葉>
聖 書 詩編116編5節~11節 (旧約P.956)
5 主は憐れみ深く、正義を行われる。
わたしたちの神は情け深い。
6 哀れな人を守ってくださる主は
弱り果てたわたしを救ってくださる。
7 わたしの魂よ、再び安らうがよい
主はお前に報いてくださる。
8 あなたはわたしの魂を死から
わたしの目を涙から
わたしの足を突き落とそうとする者から
助け出してくださった。
9 命あるものの地にある限り
わたしは主の御前に歩み続けよう。
10 わたしは信じる
「激しい苦しみに襲われている」と言うときも
11 不安がつのり、人は必ず欺く、と思うときも。
ローマの信徒への手紙8章31節~34節(新約P.285)
31 では、これらのことについて何と言ったらよいだろうか。もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。
32 わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。
33 だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。
34 だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです。
祈 り
*讃美歌 138(1-2)
説 教 「覆すことのできない神の恵み」 鈴木 美津子
<神への応答>
*讃美歌 266(1-2)
*日本キリスト教会 信仰の告白
わたしたちが主とあがめる神のひとり子イエス・キリストは、真の神であり真の人です。
主は、神の永遠の計画にしたがい、人となって、人類の罪のため十字架にかかり、完全な犠牲をささげて、あがないをなしとげ、復活して永遠のいのちの保証を与え、救いの完成される日までわたしたちのためにとりなしてくださいます。
神に選ばれてこの救いの御業を信じる人はみな、キリストにあって義と認められ功績なしに罪をゆるされ、神の子とされます。
また、父と子とともにあがめられ礼拝される聖霊は、信じる人を聖化し、御心を行わせてくださいます。
この三位一体なる神の恵みによらなければ、人は罪のうちに死んでいて、神の国に入ることはできません。
旧・新約聖書は神の言であり、そのなかで語っておられる聖霊は、主イエス・キリストを顕かに示し、信仰と生活との誤りのない審判者です。
教会はキリストのからだ、神に召された世々の聖徒の交わりであって、主の委託により正しく御言を宣べ伝え、聖礼典を行い、信徒を訓練し、終わりの日に備えつつ、主が来られるのを待ち望みます。
古代の教会は、聖書によって次のように信仰を告白しました。わたしたちもまた使徒的信仰の伝統にしたがい、讃美と感謝とをもってこれを共に告白します。
わたしは、天地の造り主、全能の父なる神を信じます。
わたしは、そのひとり子わたしたちの主、イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、処女(おとめ)マリアから生まれ、ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみにくだり、三日目に死者のうちから復活し、天に昇って、全能の父なる神の右に座しておられます。
そこから来て、生きている者と死んでいる者とを審(さば)かれます。
わたしは、聖霊を信じます。
聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠のいのちを信じます。
アーメン
聖餐式 202
公 告
*献金感謝
*主の祈り(座席前そなえつけ)
天にまします我らの父よ、
願わくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
御心の天に成る如く、地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を、今日も与えたまえ。
我らに罪を犯す者を、我らが赦す如く、我らの罪をも赦したまえ。
我らを試みに遭わせず、悪より救い出したまえ。
国と力と栄えとは、限りなく、汝のものなればなり。
アーメン
*頌 栄 542
*派遣と祝福
*後 奏
☆讃美歌の歌う節は( )内に示した節です。
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今こそ私たちの祈りを結集させ、
主により頼みつつこの難局を乗り切りましょう。
主の守りと支えとが、これまで同様、今も、永遠に *******************************************************