2023.7.2 主日礼拝の案内

2023.7.2 主日礼拝の案内
週 報78巻27号 2023.7.2
 
何とかして自分の同胞にねたみを起こさせ、その幾人かでも救いたいのです。

(ローマの信徒への手紙11章14節)

 
主 日 礼 拝   午前 10:30
< 聖 餐 式 >                                                                             
奏楽  板 垣 玲 子
 
<神の招き>
 
招 詞   ローマの信徒への手紙12章1節
 
1   こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。
自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。
これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。
 
*讃 詠   545B
父の御神に、み子に、きよき御霊に、
むかしながらのみさかえあれや、
ときわに、アーメン、アーメン
 
*罪の告白と赦し 交読詩編38編16節~23節
16  主よ、わたしはなお、あなたを待ち望みます。
わたしの主よ、わたしの神よ
御自身でわたしに答えてください。
17  わたしは願いました
「わたしの足がよろめくことのないように
彼らがそれを喜んで
尊大にふるまうことがないように」と。
18  わたしは今や、倒れそうになっています。
苦痛を与えるものが常にわたしの前にあり
19  わたしは自分の罪悪を言い表そうとして
犯した過ちのゆえに苦悩しています。
20  わたしの敵は強大になり
わたしを憎む者らは偽りを重ね
21  善意に悪意をもってこたえます。
わたしは彼らの幸いを願うのに
彼らは敵対するのです。
22  主よ、わたしを見捨てないでください。
わたしの神よ、遠く離れないでください。
23  わたしの救い、わたしの主よ
すぐにわたしを助けてください。
 
*讃美歌   16(1—3)
1.いときよきみかみよ、われらをきよめわかち、

おおまえにいずるに ふさわしきものとなし、

もろともにおおみなを たたえさせたまえかし。

2.うるわしきうたもて ほめたたえまつるとも、

かぎりなきめぐみを いかでのべつくすべき、

ひらすらに「アパ父」と よびまつるほかぞなき。

3.召されたるわれらは みくにの世つぎなれば、

いとたかきみむねを おのがこころとなして、

さかえあるおおみなを とこしえにはめまつらん。

アーメン

 
<神の言葉>
 
聖 書  申命記 32章19〜21節  (旧約P.333)
19  主はこれを見て
御自分の息子、娘への憤りのゆえに
彼らを退けて、 
20  言われた。
わたしは、わたしの顔を隠して
彼らの行く末を見届けよう。
彼らは逆らう世代
真実のない子らだ。
21  彼らは神ならぬものをもって
わたしのねたみを引き起こし
むなしいものをもって
わたしの怒りを燃えたたせた。
それゆえ、わたしは民ならぬ者をもって
彼らのねたみを引き起こし
愚かな国をもって
彼らの怒りを燃えたたせる。
 
ローマの信徒への手紙 11章11節~16節(新約P.290)
11  では、尋ねよう。ユダヤ人がつまずいたとは、倒れてしまったということなのか。決してそうではない。かえって、彼らの罪によって異邦人に救いがもたらされる結果になりましたが、それは、彼らにねたみを起こさせるためだったのです。 
12  彼らの罪が世の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となるのであれば、まして彼らが皆救いにあずかるとすれば、どんなにかすばらしいことでしょう。
13  では、あなたがた異邦人に言います。わたしは異邦人のための使徒であるので、自分の務めを光栄に思います。 
14  何とかして自分の同胞にねたみを起こさせ、その幾人かでも救いたいのです。
 15  もし彼らの捨てられることが、世界の和解となるならば、彼らが受け入れられることは、死者の中からの命でなくて何でしょう。
 16  麦の初穂が聖なるものであれば、練り粉全体もそうであり、根が聖なるものであれば、枝もそうです。
 
祈 り                
 
*讃美歌  502(1-3)
1.いともかしこし イエスの恵み
つに死にたる 身をも活かす。
主よりたまわる あめの糧に
  飢えしこころも 飽き足らいぬ。
世にあるかぎり、きみのさかえと
  いつくしみとを  かたりつたえん。
2.すくいのめぐみ 告ぐるわれは
たのしみあふれ うたとぞなる
ほろびをいでし このよろこび、
あまねくひとに えさせまほし。
世にあるかぎり、きみのさかえと
  いつくしみとを  かたりつたえん。
3.くすしきめぐみ あまねく満ち、
あるに甲斐なき われをも召し、
あまつ世継ぎと なしたまえば、
たれか洩るべき 主のすくいに。
世にあるかぎり、   きみのさかえと
  いつくしみとを   かたりつたえん。
アーメン
 
説  教 
「何とかして幾人かでも救いたいのです」鈴木 美津子
 
<神への応答>
 
*讃美歌  225(1-3)
1.  すべてのひとに のべつたえよ、
かみのたまえる みおとずれを、
あめなる父は み子をくだし、
すくいのみちを ひらきませり。
2.あまねくのべよ、 よき知らせを
まことの幸を もとめつつも、
むなしきものに さそわれゆく
世のはらからに のべつたえよ。
3.十字架のうえに 死にたまえる
み子こそとわの すくいなれや、
かみのたまえる この知らせを、
地のはてまでも つげひろめよ。
アーメン

 
日本キリスト教会 信仰の告白
わたしたちが主とあがめる神のひとり子イエス・キリストは、真の神であり真の人です。

主は、神の永遠の計画にしたがい、人となって、人類の罪のため十字架にかかり、完全な犠牲をささげて、あがないをなしとげ、復活して永遠のいのちの保証を与え、救いの完成される日までわたしたちのためにとりなしてくださいます。

神に選ばれてこの救いの御業を信じる人はみな、キリストにあって義と認められ功績なしに罪をゆるされ、神の子とされます。

また、父と子とともにあがめられ礼拝される聖霊は、信じる人を聖化し、御心を行わせてくださいます。

この三位一体なる神の恵みによらなければ、人は罪のうちに死んでいて、神の国に入ることはできません。

旧・新約聖書は神の言であり、そのなかで語っておられる聖霊は、主イエス・キリストを顕かに示し、信仰と生活との誤りのない審判者です。

教会はキリストのからだ、神に召された世々の聖徒の交わりであって、主の委託により正しく御言を宣べ伝え、聖礼典を行い、信徒を訓練し、終わりの日に備えつつ、主が来られるのを待ち望みます。

古代の教会は、聖書によって次のように信仰を告白しました。わたしたちもまた使徒的信仰の伝統にしたがい、讃美と感謝とをもってこれを共に告白します。

わたしは、天地の造り主、全能の父なる神を信じます。

わたしは、そのひとり子わたしたちの主、イエス・キリストを信じます。主は聖霊によってやどり、処女(おとめ)マリアから生まれ、ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみにくだり、三日目に死者のうちから復活し、天に昇って、全能の父なる神の右に座しておられます。

そこから来て、生きている者と死んでいる者とを審(さば)かれます。わたしは、聖霊を信じます。

聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠のいのちを信じます。

 
*聖餐式  205
1.わが主よ、今ここにて
したしくまみえまつり、
かぎりなきさいわいを
うくるこそうれしけれ。
2.めぐみのたれるときよ、
いのちのみてるおりよ、
今しばし、とどまれや、
主とともにわれすごさん。
3.ここにはあがないあり、
ここにはなぐさめあり、
わがけがれ、きよめられ、
みちからはみちあふる。
4.おもかげうつししのぶ
今日だにかくもあるを、
みくににていわう日の
そのさちや、いかにあらん。
アーメン
*公 告  
 
*献金感謝 
 
*主の祈り
天にまします我らの父よ、
 
願わくは御名をあがめさせたまえ
 
御国を来たらせたまえ。
 
御心の天に成る如く、地にもなさせたまえ。
 
我らの日用の糧を、今日も与えたまえ。
 
我らに罪を犯す者を、我らが赦す如く、我らの罪をも赦したまえ。
 
我らを試みに遭わせず、悪より救い出したまえ。
 
国と力と栄えとは、限りなく、汝のものなればなり。
 
アーメン
 
 
*頌 栄  540
みめぐみあふるる
父、み子、みたまの
ひとりのみかみに
みさかえつきざれ
アーメン

 
*派遣と祝福
 
*後 奏
 
聖餐補佐 三浦 松谷 増田 安井

 
礼拝当番
(今週)安井 国雄

(次週)済陽 高志

献金当番
(今週)野田 昭子   田中 愛

(次週)三浦 勇二  國見 照子

ライブ配信当番
(今週)小出 勝

(次週)新畑 信

2023.7.2~2023.7.8 の集会案内

2023.7.2~2023.7.8 の集会案内
本  日  の  集 会
 
〇日曜学校           9:00

〇朝カフェ           休  会

〇クワイア練習         中  止

〇礼拝堂の清掃(有志)      礼 拝 後

〇拡大定期小会         礼 拝 後

〇定期小会           同 上 後

 
 今 週 の 集 会
 
◎祈祷題「福音伝道のため」
 
〇聖書の学びと祈りの会   7月6日(木) 10:00
エゼキエル書7章 (担当 鈴木 美津子)司会 三 浦 勇 二

 
〇6日「聖書の学びと祈りの会」後、1時半~ 浅野紀代子さんの訪問聖餐を行います。

*次週7月13日(木)~9月14日(木)まで、「聖書の学びと祈りの会」 は、酷暑のため、例年通り休会と致します。
 
次 週 礼 拝
 
説教「神の慈しみと厳しさを考えなさい」 鈴木 美津子
イザヤ書40章27節~31節

ローマの信徒への手紙 11章17節~24節

 
讃美歌21    岩 本 道 子
28、149(1,2,4)、440(1,3,4)、481(1,2,4)、26

日曜学校説教 「モーセの召命」  鈴木 美津子
出エジプト記3章1節~12節

2023.7.2 週報 教会からのお知らせ

2023.7.2 週報 教会からのお知らせ
【三輪恵愛牧師就職式のご案内】

7月17日(月・休)近畿中会 西宮中央教会 牧師就職式

司式:田中伊作(中会書記、新宮教会牧師)

勧告:中家盾(中会議長、大阪西教会牧師)

 
◇25日礼拝後、有志7名で花壇の除草と剪定を致しました。

暑い中、ありがとうございました。

 
◇「全国青年の集い」のための募金は7月末までとなっております。

ご協力宜しくお願いいたします。

 
【7月~8月神学生の夏期伝道について】

熱田洋子さん(近畿中会:池田教会)

佐々木英二さん(北海道中会:道東地区の佐呂間、遠軽、北見教会)

どうぞ皆様お祈りにお覚え下さい。

 
【東京中会ヤスクニ・社会問題委員会オンライン学習会ご案内】

日時:2023年7月15日(土)14:00~16:00  Zoomで開催

講師:芳賀繁浩(福島伝道所牧師)

主題:『神と王 ~政教分離について旧約に聞く~』

*参加を希望される方は、掲示板のチラシをご覧ください。

2023.7.2 の週報掲載の説教

2023.7.2 の週報掲載の説教
<2023年5月7日説教から>

神の選び
ローマの信徒への手紙9章10節~18節

牧 師 鈴木美津子

 
このように、神は御自分が憐れみたいと思う者を憐れみ、かたくなにしたいと思う者をかたくなにされるのです。(18)」

神は、イサクとリベカの子どもたちが未だ生まれもせず、善いことも悪いこともしていないのに、「兄は弟に仕えるであろう」と言われた。兄エサウを神の祝福の担い手として選ばず、弟ヤコブを選ばれたのだ。そうすると、私たちの内に「神に不義があるのではないか?」という反論が生まれて来るかも知れない。神ならどちらにも同じように接するべきではないか?と私たちは考えるからだ。

それに対してパウロは、「決してそうではない」と言う。そして、神がモーセに言われた「わたしは自分が憐れもうと思う者を憐れみ、慈しもうと思う者を慈しむ」を引用する。これは、神の自由な主権を教える言葉である。すべてのものを造り、すべてのものを統べ治めておられる神は、「自分が憐れもうと思う者を憐れみ、慈しもうと思う者を慈しむ」絶対的な主権、絶対的な自由を持っておられる。神の選びは、人の意志や努力ではなく、ただ神の憐れみによるものである。なぜ、神はエサウではなくヤコブを選ばれたのか?ヤコブが神様の祝福を求め、そのために努力する者となることを知っていたからではない。それは神がエサウではなく、ヤコブを憐れまれたからである。選びの根拠は、選ばれた対象にあるのではなくて、選びの主体である神様にある。

しかし、神は憐れみたいと思う者を憐れむだけではない。かたくなにしたいと思う者をかたくなにされる御方でもある。神の救いの歴史、それは憐れみによって御自分の民イスラエルを選び、導かれるだけではなく、イスラエルに敵対するエジプトの王ファラオをも用いて進められる歴史である。神がファラオの心を頑なにされたからこそ、神の力と御名は全世界に告げ知らされた。そのことは、パウロが問題としているキリストを信じないイスラエルの民においても言えるのである。なぜ、神の民イスラエルが心を頑なにして、キリストを拒み続けているのか?それは、神がその心を頑なにされたからである。そして、そのことによって、神の御名が全世界の人々に告げ知らされ、異邦人である私たちにも、キリストの福音が告げ知らされたのである。選びによる神の御計画は、そのようにして今も進められている。